秋田の夜釣り 釣果が上がる魔法のアイテム
セミおです。
今回は夜釣りのアイテムについて書いていきます。
夜釣りというと日中の釣りよりも魚は釣れると周りから教えられたりして意気揚々と出撃するけど思ったより釣果に恵まれず、深夜に貧果のまま目を擦りながら帰路につくことが多いという私のイメージというか昔の経験です。
夜釣り始めたばかりの時は釣りをやる周りの人から夜の方が釣れると教えられ、鵜呑みにして夜釣りに行ってはみたもののあまり釣れないし、漁港での夜釣りだと自分以外のアングラーも結構居るので観察するも同じような釣果だったりして腕の差で釣れる、釣れないがハッキリ出るわけでもないので日中の釣りと何ら変わらないじゃんと思ってました。
こんな感じに思ってる、または思ってたアングラーの方も結構いるかと思います。
この記事を読むとこんな夜釣りのイメージを覆す釣果が上がる魔法のようなアイテムが分かり夜釣りの釣果が格段に上がります。
結論
前置きが長くなりましたがその使うアイテムとは集魚灯です。
夜釣りをする方でしたら1度は聞いたことがあるアイテムだと思います。
使ったら釣れるか釣れないかは賛否があるようですが秋田で使用している私としては確実に効果があるように感じます。
個人的に22世紀から来た猫型ロボットが出すアイテムくらい便利だと思ってます。
根拠
集魚灯が釣果アップにつながる根拠について書いていきます。
まずは私が思う集魚灯の主な役目が下記になります。
順番に説明していきます。
どこでも常夜灯
集魚灯ということで当たり前ですが使用すると光を発生させ魚を集めることができます。
夜釣りにおいてポイント選びをするとき常夜灯周辺は絶好のポイントになります。
常夜灯がある場所は人気のポイントになるが故に先行者が多く狭いところだとなかなか入れない場合がよくあります。
その時に集魚灯の出番になります。あまり人が来なく不人気と思われるポイントでも集魚灯を設置することにより自分だけの常夜灯ポイントが作れます。
もう一つ利点があり、漁港等に設置してある常夜灯周辺に集まってくる魚は居付きの魚も多く常夜灯周りで釣りをする人間や人間が投げるルアーも見慣れている為スレていることが多いので普段常夜灯がないところで集魚灯を使用するとスレていない魚が集まってくる為釣れやすくもなります。
あと特に初心者の疑問として人があまり入らないところは魚が居ないのではと考える方もいるかと思いますがそんなことはないので不人気と思われる場所でも集魚灯を設置して釣ってみたらいい思いができたということは結構あるので試してみていただきたいです。
自動撒き餌装置
集魚灯の2つ目の利点として挙げるのは自動撒き餌装置になるということです。
使用してみればわかることですが集魚灯を設置してすこしおいておくと光の周辺に虫が集まってきます。陸の外灯でいうとガとかカゲロウが集まってくるような感じです。
この集まってくる虫たちが餌になります。しかも時期によりますが集魚灯設置の間は無限に居ますのでその虫の大群をめがけ魚が寄ってきます。
潮が澄んでいる時はその虫をついばむ魚の様子も見えたりしますので撒き餌になっているのが分かります。
フィッシュイーター強制活性上げ機
集魚灯の利点3つ目は使用すると魚が寄ってくるだけではなく活性もあがるということです。
2つ目の撒き餌効果で活性が上がるということもありますが集魚灯の青とか青緑色にはアジ等の魚は集まる習性があります。
私が確認できた魚種ではアジとイワシ(カタクチイワシ、マイワシ)はこの光に集まってきてずっと周りをうろうろします。
そうするとその小魚を狙う大型フィッシュイーターたちは集魚灯の明暗やアジ、イワシが集まっているのを遠目から見てうろうろし始めます。
そうして活性が上がったシーバスなんかのボイル音がだんだん増えてきたりします。
こうなればあとは釣るだけになります。
上記3つが集魚灯設置することにより魚が釣れやすくなる主な理由になります。
注意点やデメリット
さきほどから集魚灯のいいところだけを書いてきましたが注意点やデメリットもあります。
注意点:一つは秋田県ではOKですが他県では集魚灯の使用が禁止されているところがあります。使用の際は自分の釣る県、エリアが使用可能か漁協のホームページ等で調べる必要があります。
2つ目の注意点は先行者が居る場合はかなり離れて使用するか、使ってよいか確認して使う、または使用は自粛する等配慮するということです。
人によっては集魚灯使用に懐疑的、否定的で光で照らしたりしたら魚が逃げて釣れないという考えもありますし、先行者の本命は光を嫌う習性と思われている魚かもしれないのでトラブル防止のためにもそのような配慮は必要かと思います。
自分がその場所一番乗りの場合は堂々と使用してかまわないと思います。
余談ですが集魚灯のつもりか自分の頭にライトをつけてずっと水面を照らしながら釣りをしている人をときどき見かけますがこれは周りに人がいるときはマナー的にアウトと思いますしそのような使い方だと魚は逃げますのでやめた方がいいと思っています。
常夜灯や集魚灯と違い頭に付けたライトは頭を動かすたびに一緒に動くので魚はびっくりして警戒してしまいます。経験上動かない光や水中で波に揺られている光なら警戒しないと思います。
デメリットとしては
1つは集魚灯を点灯してから効果が表れるまで私の体感ですが最低でも1時間程度はかかるということです。
なのでサクッと1時間だけ釣ろうと思って集魚灯を使用しても効果が出る前にタイムアップになってしまう可能性はあります。
2つ目はかさばることです。
このあと種類やタイプについて説明しますがものによっては重さが1kg以上になります。
そのため釣行場所まで結構歩く場合は少し邪魔かもしれません。
どんなものを使用すればよいか
集魚灯と言っても色々ありますので何種類か説明します。
ハピソン 水中集魚灯 YF-501
車のバッテリーに繋いで使うような大掛かりなものを除けば明るさで選ぶならこれ1択と思います。集魚灯を点灯させ水中に沈めて使います。
明るさの切り替えがオートとオンがありオンにするとめちゃくちゃ明るいです。
500ルーメンです。
ただオンで使用すると電池の消耗が結構激しいので少し高いですが長持ちなので私は乾電池はエボルタを使用しています。単1を4本入れて使用します。エボルタですとオン状態で使用しても2晩くらいいけます。
オートは澄潮で波がないときに使用するのがいいかと思います。オンよりは暗い、というか明るさがローテーションするような点灯の仕方です。暗い→普通→明るいのループのような感じです。電池の消耗はオン状態より抑えられます。ただ私は明るい方がいいので澄潮でもオンでずっと使用しています。
この集魚灯にはロープが30m付いています(ちょっと長すぎるので私は切って10mくらいにしました)集魚灯を沈めた後そのロープをどこかに結ぶなり引っ掛けておいたりする必要がありますが場所によっては結ぶ場所がなかったりします。
重めのクーラー等持参ならそれに結べば問題ないですがない場合はロープ付きの水汲みバケツが便利です。水を汲んだらそのバケツの取っ手に集魚灯のロープを結べばOKです。水を重しにできるので水汲みバケツさえあればどこでも使用できます。
ハピソン 高輝度LED投光型集魚灯 アジングライト
水に沈めるタイプではなく水面を照らすタイプの集魚灯です。アジング用に開発された商品です。
こちらも単1電池を4本使いますので重さは1㎏以上ありますが堤防の縁において水面に照射するだけですのでお手軽に使用できます。
主に堤防中心で釣りする方にはこちらがおすすめです。
光量はYF-501に及びませんがアジは集まってくるのでアジ釣りに使用するのは問題ないと思います。メバルも釣れるのでアジ以外の魚にも有効と思います。
注意する点としては堤防等の平らな場所なら使いやすいですが磯などごつごつしたところでは置く場所を選ばないと安定しないです。
また設置場所が堤防の縁付近なので他に気を取られたりしていると間違って蹴とばして海にドボンということになりかねないのでロープ等で落下防止措置はしておいた方がいいです。
私は一度よそ見しながら歩いていいて足が当たり危なく海にドボンさせるところでした。
ルミカ 水中集魚灯ボルト2 ブルー
こちらもYF-501同様に水中に沈めるタイプの集魚灯です。
色が3種類ありブルー、グリーン、ホワイトとあります。
青系の波長がアジやイワシに好反応という情報を信じて私はブルーを使っています。
実際アジやイワシは集まってくるので効果があるかと思います。その内ホワイトだとアジ等の反応はどうなのか検証したいと思ってます。
重さやサイズもコンパクトで単3電池を3本使用します。電池を入れても300gくらいかと思います。こちらも電池はエボルタを使った方が長持ちします。
光量とかにはあまりこだわらず携帯性重視、足元で釣り出来ればいいかなという人にはこれがあれば十分かと思います。
ロープが10m付いていて同じく水中に沈めて使用します。
正規の使い方ではないですが、私は他の集魚灯より比較的軽いのでこのボルト2をタックルにセットして少し沖に飛ばして沈めたりして使ったりもします。沖の魚も寄せたい時にたまにやったりしますがロストやロッド折れるリスクもあるので沖に根が沈んでいないところで興味のある方は自己責任で試してみてください。
私がボルト2をセットするタックルはショアジギングロッドのH(ヘビー)にリールは3000番くらいなら何でもいいです。ラインは4号くらいのナイロンで十分かと思います。
アイテム使用時の釣果
一部ですが集魚灯の効果で釣れた写真です。ハマれば20~30匹くらいザラに釣れます。
私は毎回集魚灯を使うわけではありませんがあまりにも何の反応もない時に沈めてみてしばらくすると魚が集まってくるのが見え、次第にポツポツ釣れ気づいたら何十匹も釣れてたということがあり驚いた記憶があります。
一つ誤解してほしくないことがあります。集魚灯で集めた魚は活性も上がり釣りやすいですが、集まったところにワームを投入するだけで入れ食いという状態になるというわけではないです。
私の経験ですが集まってきた魚、主にメバルやソイの根魚系やアジは集まってきても偏食している気がします。なので適切なワーム、ルアーを投入しないと反応しないことがありますのでそれを探すことが重要だと思います。
まとめ
夜釣りの釣果アップアイテムは集魚灯です。
根拠は3つ
1・どこでも自分だけの常夜灯が設置できる。
2・自動で撒き餌してくれる。
3・フィッシュイーターの活性を上げてくれる。
注意点やデメリット
注意点
・県、エリアによっては集魚灯を使用しての釣りが禁止されているので確認する必要がある。
・先行者が居る場合配慮が必要
デメリット
・集魚灯設置してから効果が出てくるまで時間がかかる
・持ち運びが少しかさ張る
どのような種類があるか
・水中に沈めて使用するタイプ
・水面を照らすタイプ
集魚灯で釣りする上の心得
集魚灯で集めた魚でも入れ食いになるわけではないので魚に反応がよいワーム、ルアーを探す必要がある。
最後に
夜釣りであまり釣果が伸びなく困っている方は1度集魚灯を試してみてはいかがでしょうか?
釣果に結び付けば幸いです。
コメント